ぼくが電話をかけている場所。

固定電話と携帯電話の関係性ってアナログレコードとCDやMP3のようなデジタルメディアとの関係性に似てませんか? そんなことを閃いたので電話モノのジャケットを集めてみたくなりました。

まずぼくがいちばん好きな電話ジャケのレコードといえば、10ccが一九七六年に出した『びっくり電話(How Dare You!)』がまっさきに思い浮かびます。ヒプノシス作品の中でも格別に笑えるデザインがすんばらしい(四半世紀後にはあたりまえの光景になるケータイ・エラのパーティ・シーンを予見したビジュアル)ですし、良心担当(エリック・スチュワート&グレアム・グールドマン)と狂気担当(ケヴィン・ゴドレイ&ロル・クレーム)がこのアルバムの完成後には袂を分かつというのに捨て曲がまったくないのはすごい。

ポール・マッカートニーが発狂したみたいな「レイジイ・ウェイ」とか、ビージーズとクイーンがアリス・クーパーと飲みに行って二日酔いで作っちゃったような「世界征服(I Wanna Rule The World)」が特に好きで、まちがいなく10ccというバンドの最高傑作でもあると思います。CDは廃盤みたいだけど(信じられない!)レコードは中古で千円も出せば買えるので(信じられない!)ターンテーブルがない人はアナログを買って、CDを図書館で借りて来るといいです。

下に貼ったジャケ写は半分くらい持ってない作品なのですが、これから「電話」を探しにレコ屋へ行くのが楽しみになりました(ヤバイこと始めた気がしてちょっと怖い)。電話ジャケならこんなの持ってるよ/良いのがあるよ……など情報提供、またレコードのプレゼントも大歓迎。

なお、ご連絡は電話でなくてもけっこうです。

 

[2012.05.16]