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JSMお店での買い物じゃ滅多に扱わせてもらえないお金を自分で入れて好きなボタンを押して、ゴトンと落ちてきたものをほんの少しかがみ込んで取り出すまでのあのスマートな流れ。
たった数秒のことなのに大げさに言うと大人と未来を感じてました。
それとは逆に、その頃の自販機は1個分のお金を入れてボタン押したのに雪崩れ込むよな形で同じものが2個3個出てきたり、押したボタンのとは全然違うのが出てきたり、お釣りが入れたお金よりも多かったり。
よく分からないけれども誰かの温もりみたいなのを感じることもちょくちょくありました。
僕がすっかり擦れちゃったのか?
近頃の機械があまりにも優秀すぎるのか?
あんなに好きだったはずの自販機にも今じゃ何も感じなくなっていつの間にかすっかりご無沙汰。
強いて言えばノド乾いてどうしようもない時に辺りにお店が無い時か、コインしか使えない駐車場で手持ちが無かった時にお札を崩すためにお茶か水を”仕方なく”買うぐらい。

でも、そもそも田舎に住んでいても今やこれだけそこかしこにコンビニとかがあればそういう場面もなかなか無くて。
その上、たばこは吸わないし缶コーヒーも飲まない。
自販機で買えるものの中に自分の欲しいものが無いっていうのも疎遠の原因かもしれません。

数年前、友だちと話してる時にもそんな話題になって、「それなら僕らの自販機を作って僕らの好きなものをやりたいように扱おう」という半分冗談だったアイデアを元に本当にそれをやったことがあります。
段ボールで自販機を作って前日にぶらぶらドライブしながら集めたものを自販機の中へ。
もちろん段ボールの自販機にはオートメーションなシステムは導入されてないんで、僕ら自身が中に入って人力で懇切丁寧に対応。
例えば用意していた「おまかせ」ボタンを意外にも多くの人が押してくれて、それに僕らも本当に思いつきで出すものをセレクトしたり。
その時、思いました。
自販機にもっと多様性があるといいのに、って。
自動な機械なのにちょっぴり曖昧で誰かの顔が思い浮かぶ自販機。
そういう僕の想像する夢の自販機で、僕がいつか取り扱ってみたいもの、気になるものをこれから少ーしずつ綴っていきたいと思っています。
声を掛けてくださったミズモトさんに初っ端からこんなこと言うと申し訳ないのかもしれないですけれども、「HERE I AM」きっての息抜きページだと思っていただいて時々チラチラご覧いただけると嬉しいです。
申し遅れました。僕は東洋のナポリこと、九州は鹿児島で鈴の音抽出所という抽出機構で所員をしています、”鈴の音ジュン”と申します。
はじめまして、どうぞよろしくお願いします。

Suzunone Jun

Suzunone Jun

東洋のナポリ・鹿児島生まれ。同地でエスプレッソやコーヒーの抽出活動を行う鈴の音抽出所の所員。
http://instagram.com/suzunone_jun/
Suzunone Jun

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