今年の二十五枚、そしてその他。2018年版。

今年の二十五枚。(左上から/順不同)

Natalie Press / The Future and The Past
Sam Gendel and Sam Wilkes / Music for Saxofone and Bass Guitar
Felbm / Tape1 – Tape2
Prins Emanuel / Diagonal Musik
Jerry Paper / Like A Baby
Joey Dosik / Game Winner
cero / Poly Life Multi Soul
Nick Dorian / Humberg Style
The Sea and Cake / Any Day
Stephen Steinbrink / Utopia Teased
Boy Pablo / Soy Pablo
J. Lamotta すずめ / Conscious Tree
Louis Cole / Time
Adeline / Adeline
Morris Mobley / Movin’ On
Marker Sterling / Trust & Amateur
Potatohead People / Nick & Astro’s Guide to the Galaxy
Rays / You Can Get There From Here
曽我部恵一 / ヘブン
Palm / Rock Island
Fatima / And Yet It’s All Love
Parks, Squares and Alleys / Cold Blood Magic
Phoelix / Tempo

*アルバム名をクリックすると、Spotify / Apple Musicの各作品ページヘジャンプします。

毎年恒例になっている今年のベストアルバムです。1年早ぇ〜。
どうしても年末に近いタイミングでリリースされた作品を選びがちなんですけど、こうやって見直すと、ことあるごとによく聴いたなあという作品ばかりです。特にLouis Cole、Jerry Paper、Stephen Steinbrinkあたりはアナログレコードも購入したので、ターンテーブルに載せる回数も多かった。あとMarker StarlingさんやMorris MobleyさんとはFacebookを通じて知り合って、個人的にメールを送り合うような仲になったり。
日本のアーティストではなんといってもceroと曽我部くんのアルバムが凄かった。どちらも日本的な土俗性やサイケデリアを感じさせてくれるサウンドでしたが、縄文や民俗学といった音楽以外での興味や関心との共時性に興奮させられました。
また、SpotifyやAppleMusic、あるいはBandcampなど、新しい情報ツール無しでは知ることのなかったバンドやアーティストがほんとうに多かった。たとえば今回のセレクションのなかで言えば、FelbmやPrins Emanuel、Nick DorianなどはSpotifyが毎週作ってくれるオリジナルプレイリストがきっかけで知った人たちです。
ミュージシャンの側も、そうしたプレイリストを無視して音楽を発表することができなくなっていて、サブスクリプションとレコードだけ、みたいなリリース形態もいまや当たり前ですね。そのせいでジャンルにかかわらず、1曲の長さが3分前後───まるで1950〜60年代のポップスやロックンロールのシングル並に短くなる傾向があります。必然的にフルアルバムのランニングライムも30分くらいになり、ひと昔前ならミニアルバムと呼ばれそうな作品がアルバムとして発表されています。その一方で、Sandro Perriの「In Another Life」(ベスト25には入れなかったけどすごく良い作品でした)のように、1曲で24分オーヴァーなんて無茶をする人もいます。こういう”幅”が音楽家にさらなる自由を与えたとみるか、はたまた混乱を与えただけだったとみるか───このあたりも来年じっくり観察してみたいテーマです。

各アルバムをクリックするとSpotifyにジャンプします(シー&ケイクだけ無かったのでAppleMusic)。年末年始、お時間あるときにでもぜひゆっくり聴いてみてください。
また、シングルとして単体でリリースされていたり、上のセレクトから漏れた楽曲をプレイリストとしてまとめてあります。160曲、10時間19分もあるので、少々渋滞にハマっても大丈夫ですよね(笑)。

それでは良いお年を。来年もよろしくお願いします。

ミズモトアキラ

 

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